【第1回】静岡で空き家をDIY可能型賃貸にするという選択肢 ~メリットと失敗しやすいポイント~

はじめに なぜ今「DIY可能型賃貸」なのか
静岡県内で空き家の相談を受けていると、
「リフォームするお金がない」
「そのままでは貸せないと言われた」といった声を多く聞きます。
一方で、
築年数が古くても「自分で直してでも住みたい」
という入居希望者が増えているのも事実です。
そこで近年注目されているのが、
DIY可能型賃貸という選択肢です。
本記事では、
静岡で空き家をDIY可能型賃貸として貸し出す場合の
メリットと、実際によくある失敗ポイントを整理してお伝えします。
DIY可能型賃貸とは?
DIY可能型賃貸とは、
入居者が壁紙の張替えや床の改修など、
一定範囲のDIYを自由に行える賃貸契約のことです。
国土交通省もガイドラインを示しており、
空き家対策の一つとして推奨されています。
特徴としては、
・原状回復義務を一部免除
・入居者負担で改修OK
・長期入居になりやすい
といった点が挙げられます。
静岡の空き家とDIY可能型賃貸の相性
静岡県は、
・築30年以上の戸建てが多い
・家賃相場が高すぎない
・移住・二拠点需要が一定数ある
という特徴があります。
そのため、
「新築やフルリフォーム物件でなくてもいい」
という層と相性が良く、DIY可能型賃貸は比較的ハマりやすい手法です。
特に、
島田市・藤枝市・金谷エリアなどでは
戸建て賃貸自体が少ないため、差別化しやすい傾向があります。
DIY可能型賃貸のメリット
① 初期費用を抑えられる
最大のメリットは、
オーナー側が高額なリフォームをしなくて済むことです。
最低限の安全面(雨漏り・給排水・電気)だけ整え、
内装は入居者に委ねることで、
数百万円の出費を回避できるケースもあります。
② 空き家でも「選ばれる物件」になる
築年数が古い空き家でも、
「DIYできる」という付加価値があるだけで
選択肢に入るようになります。
実際に、
・自分好みに住みたい
・店舗やアトリエとして使いたい
・古民家の雰囲気が好き
という層には、
普通の賃貸より魅力的に映ることも少なくありません。
③ 長期入居につながりやすい
DIYに手間とお金をかけた入居者は、
簡単には退去しません。
結果として、
・空室期間が短くなる
・募集回数が減る
・安定収入につながる
という好循環が生まれます。
しかし…失敗しやすいポイントも多い
DIY可能型賃貸は万能ではありません。
むしろ、
設計を間違えるとトラブルになりやすい賃貸形態です。
① どこまでDIYしていいか決めていない
よくある失敗が、
「DIY可」とだけ書いて、
範囲を決めていないケースです。
結果として、
・構造に影響する工事をされた
・退去時に揉める
・修繕費が高額になる
といった問題が起こります。
DIY可能=何でもOKではありません。
② 契約内容が曖昧
DIY可能型賃貸では、
通常の賃貸契約よりも
契約内容が重要になります。
・原状回復の扱い
・設備故障時の責任
・工事内容の事前承諾
これらを整理せずに始めると、
後々大きなトラブルになりがちです。
③ そもそも物件が向いていない
すべての空き家が
DIY可能型賃貸に向いているわけではありません。
例えば、
・雨漏りがある
・構造が弱っている
・市街化調整区域で用途制限が厳しい
こうした物件は、
先に専門的な確認が必要です。
DIY可能型賃貸は「専門家に相談した方がいい」理由
DIY可能型賃貸は、
単に「貸し方を変える」だけではなく、
・物件の状態確認
・エリア需要の見極め
・募集の設計
・契約書の文言の工夫
まで含めて考える必要があります。
特に静岡では、
エリアによって賃貸需要が大きく異なるため、
全国事例の丸写しは危険です。
まとめ DIY可能型賃貸は「武器」になるが扱いは慎重に
DIY可能型賃貸は、
・空き家を活かせる
・初期費用を抑えられる
・差別化できる
という強力な手法です。
しかし同時に、
やり方を間違えると
トラブルや損失につながる側面も持っています。
「とりあえずDIY可で出してみよう」ではなく、
その空き家に合った形で設計することが何より重要です。
DIY可能型賃貸に興味がある方へ
「うちの空き家もDIY可能型賃貸に向いているのかな?」
「リフォームせずに貸せるなら検討してみたい」
そんな風に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
DIY可能型賃貸は、
物件の状態や立地、契約設計によって
向き・不向きがはっきり分かれる手法です。
だからこそ、
実際に募集を始める前に
「その空き家で本当に成立するのか」を
一度整理しておくことが大切です。
当サイトでは、
静岡県内の空き家を中心に
・DIY可能型賃貸が向いているか
・どこまでDIYを許可すべきか
・賃料設定や募集方法の考え方
などを、個別にご相談いただけます。
「今すぐ貸す予定はない」
「まずは可能性だけ知りたい」
という段階でも問題ありません。
空き家を負担のままにするのではなく、
活かす選択肢の一つとしてDIY可能型賃貸を検討してみたい方は、
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
👉 静岡の空き家相談はこちら
次回予告【第2回】
次回は、
「DIY可能型賃貸に向いている空き家・向いていない空き家の違い」
を、静岡の事例ベースで解説します。
「うちの空き家はどうなんだろう?」
と感じた方は、
記事を読む前に一度相談しても問題ありません。
空き家は、放置すると負債になります。
ですが、正しく使えば資産になります。

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